
スイーツ
キャロットケーキ
更新日 2024/4/4

撮影 福尾美雪
にんじんの素朴な甘みを存分に楽しめるのは、オイルで作る軽やかな生地のおかげ。ほどよく濃厚なフロスティングとの相性のよさといったら! ほんのり香るシナモンがアクセントです。
更新日 2024/4/4
- 費用目安
約760円
- カロリー
473kcal
- 塩分
0.6g
※費用や栄養素は全量で算出しています。
材料
口径約6.5×高さ6cmのプリンカップ4個分
生地
- にんじん2/3本
- 卵1個
- 砂糖(下記参照)50g
- 塩ひとつまみ
- 植物油(下記参照)1/4カップ
- レーズン15g
- 薄力粉75g
- ベーキングパウダー各1/2
- シナモンパウダー各1/2
- くるみ(無塩・ロースト)25g
フロスティング
- クリームチーズ80g
- バター(食塩不使用)40g
- 粉砂糖25g
作り方
下準備
レーズン、くるみはそれぞれ粗く刻む。
薄力粉、ベーキングパウダー、シナモンパウダーを合わせておく。
プリンカップの底面に合わせてオーブン用シートを丸く切り取り、底面に敷く。さらにオーブン用シートを20×6cmくらいに4枚切り、型の側面にそわせながら入れる。


オーブンを180℃に温めはじめる。
クリームチーズ、バターを小さめのボールに入れ、室温に置いて柔らかくする。
調理
- 1にんじんは皮をむいて1/2量をすりおろし、残りはせん切りにする。おろし器は、あればあまり水けが出ないタイプがおすすめ(チーズおろしでもよい)。
- 2生地を作る。ボールに卵を割りほぐし、砂糖、塩を加えて泡立て器でなじむまでよく混ぜる。ここでよく混ぜないと、焼いたときに味のまとまりがなくなるので、卵と砂糖がなじんでとろりとするまで混ぜる。植物油を3回に分けて加え、そのつどよく混ぜる。
- 3レーズン、にんじんのすりおろしとせん切りを加え、ゴムべらで全体がなじむまでざっと混ぜる。下準備で用意した粉類をふるい入れ、くるみを加えて、練らないよう注意して底から返すようにさっくりと混ぜる。
- 4オーブンの天板に型を並べ、生地をスプーンで等分に入れる。まず少量入れ、側面のオーブン用シートを安定させると作業しやすい。オーブンの下段に入れ、180℃で25分ほど焼く。すぐに型から取り出し(やけどに注意する)、ケーキクーラーなどにのせてさます。下準備で用意したクリームチーズとバターをゴムべらで練り混ぜる。粉砂糖をふるい入れてよく混ぜ、フロスティングを作る。
- 5オーブン用シートを30×6cmくらいに4枚切り、それぞれ生地の上に1.5cmほどはみ出させた状態でくるりと巻き、テープで留める。フロスティングを1/4量ずつケーキの上に広げ、オーブン用シートの上の線に合わせてナイフで平らにならす。冷蔵庫に30分ほど入れてなじませ、シートを取っていただく。
- 6冷蔵保存できます オイルで作るお菓子は、バター菓子と違って冷やしても堅くならないので冷蔵保存OK。フロスティングを塗った後、オーブン用シートをつけたままラップをし、ファスナーつき保存袋に入れて冷蔵庫で保存を。この時期なら4~5日はおいしく食べられます。 ポイント ●砂糖 オイルで作るお菓子には、素朴な甘みの茶色い砂糖がよく合います。きび砂糖はミネラルを豊富に含み、てんさい糖には整腸効果や体を温める作用が。また、生地がしっとりと仕上がる三温糖もおすすめ。ちなみに、白く仕上げたいフロスティングには粉砂糖を使っています。 ●植物油 ここ数年トレンドのオイルで作るお菓子は、軽やかでやさしい味わいが魅力です。最近は栄養価の高いオイルがたくさん手に入りますが、なかでも米油や菜種油など、加熱しても酸化せず、栄養をキープできるものがおすすめ。くせがなく、にんじんの味を引き立ててくれますよ。 ●パウンド型で作ってもOK プリンカップがない場合は、パウンド型(約20×8×高さ7cm)でも作れます。型にオーブン用シートを敷いてから、生地はすべての分量を2倍にし、焼き時間を45分にして作って。フロスティングは同じ分量で作り、ラフに塗って仕上げましょう。
初出 オレンジページ 2016年11月号