川津幸子さんのおうちごはんのヒント
キホンroom
れんこんの選び方
れんこんは、穴が開いていることから、「先が見通せる」縁起のいい食べ物として、おせち料理にも使われてきました。12月に入ると、蓮田で泥つきのれんこんが引き上げられる様子をテレビで紹介するのを見たことがありませんか。れんこんは「蓮根」と書き、はすの地下茎が肥大したもので、1本といってもいくつかの節でつながっているのが特徴です。ありがたいことに、わたしたちの手元に届くときには、きれいに洗い、使いやすいサイズに切ってパックされていることが多いようです。選ぶときは、表面につやがあってふっくらとしたものがよく、穴の内側が黒くなっているものは古いので避けましょう。編集者時代、料理の先生から「れんこんは、節の先端のほうが柔らかくておいしいですよ」と教わりましたが、サラダにするときはこの言葉をしっかりと思い出して、スーパーのれんこんとにらめっこしています。
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