川津幸子さんのおうちごはんのヒント
キホンroom
練りごま
生ごま、いりごま、切りごま、ひねりごま、すりごま、練りごま。みんなごまではあるけれど、それぞれ姿が違うのが面白いところ。生ごまは、洗いごまとも呼ばれ、原料のごまを洗い、乾燥させたもの。生なので、いって使います。フライパンまたは専用のごまいり器で、ゆっくりといると、パチパチとはじけて、香ばしい匂いが漂ってきます。これがいりごまで、風味は抜群。市販品も豊富です。切りごまは、いりごまを乾いたまな板やふきんにのせて包丁で刻んだもの。香りが立つので、お茶漬けなどにおすすめです。同じようにひねりごまも香りを引き出すため、文字通り指先でつまんでひねったものです。いりごまをすったものが、すりごま。こちらも市販品があって便利。そして、いりごまを油が出るくらいまですったものが、練りごまです。純正のものを選びましょう。
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