わが家でとっている牛乳は、しばらく置いておくと、上に生クリームが浮いています。先日、牛乳屋のご主人に、「牛乳のふたを開けると、コジローが飛んできます」と話したら、うちの柴犬もそうだったと笑ったあと、「イギリスの貴族の家では、朝、届いた牛乳の上に浮いているクリームを犬にやって、家族は低脂肪のほうを飲むそうですよ」と教えてくれました。贅沢ですね。犬が。ちなみに、生クリームは、「生乳、牛乳または特別牛乳から乳脂肪分以外の成分を除去し、乳脂肪分が18.0％以上にしたもの」と法律で定められています。現在は乳脂肪分47％や36％などが主流です。いずれにしても、煮込みやソースに使うときは、煮詰めすぎないことが大切。煮すぎると、せっかくの濃厚でまろやかな風味を通りこして、脂っぽい重たい味になってしまいます。