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 大きなピーマンを、最近はパプリカと呼ぶのが一般的とご紹介しましたが、実は、この呼び方が始まった当初、わたしには抵抗がありました。だって、じゃあ今までのパプリカはどうなるの? 擁護したパプリカとは、スパイスの一種で、辛みをもたない赤い唐辛子を乾燥させ、粉末にしたもの。独特の風味があり、ハンガリーの煮込み料理グーラッシュなどに使われます。わたしも、鶏肉をサワークリームとパプリカで煮たパプリカチキンは得意。オムレツに入れたり、サラダの彩りにふったりもします。これまで、さんざんレシピにパプリカと書いてきたのにと思っていたら、結局、こちらはパプリカパウダーという名称で再スタートをきったのでした。なので、昔の料理本を見るとき、パプリカとあったら確認を。老婆心までに申し上げます。
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