街で見かける料理の看板で、最近増えたような気がするのが、「づけのお茶漬け」。魚の種類はさまざまですが、わたしがづけ茶漬けに目覚めたのは鯛でした。鯛の刺し身用200gをそぎ切りにし、すりごま大さじ2、しょうゆ大さじ4を合わせた中に入れてからめます。すりごまの代わりに、練りごまでもよく、日本料理店などでは、練りごまを使う店も多いようです。どちらでも、手に入りやすいほうで。漬ける時間は10分程度で十分で、これを炊き立てのごはんにのせ、おろしわさび、ちぎったのりを添えて、熱い煎茶をかけます。すぐでも、ふたをしてちょっと蒸らしてもよく、いずれにしても、お茶と出合った鯛の表面にほんのり火が通り、鯛のうまみがぐっと引き立って、こんなお茶漬けの味があったのかと驚くはず。
※分量は4人分です。 |
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時間があるときは、いりごまでかまわないから、もう一度かるくいってすり鉢ですると、さらに香りのいい鯛茶漬けになります。お茶はほうじ茶でも。 |