あくまでも、わたしにとってではありますが、理想の丼と惚れ込んでいる器です。ン十年前、東京から九州に帰って就職するという高校時代の友人からゆずり受けたもので、当時は三つあったのに、割れてしまって、今残っているのはひとつだけ。それも、ちょっと端が欠けてしまっているし。でも捨てられません。なんといってもこの形がいい。直径20㎝で、高さは7㎝。大きすぎず小さすぎず、厚すぎず薄すぎず。浅めで口が広がっています。これが一人前の麺類を入れるのにぴったり。しかも、淡い青磁風なので、そばでもラーメンでも似合います。鉢としても重宝。けっして高価なものではないのですが(ごめん)、同じようなものが見つからず、今も探しています。
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長年連れ添っているスタイリストの友人も、「これ、いいね」と誉めてくれた丼。君が最後の一人、大切にしなくてはね。
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