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刺し身の盛りつけ
スーパーで見かける刺し身には、皿かと見紛うような模様の発泡スチロールに盛りつけてあるものも。「このまま、テーブルに出しちゃえ」という誘惑に負けそうになりますが、やっぱり盛りかえようというときのために、けん、つま、辛みと呼ばれるあしらいのお話を。けんには、おなじみのせん切り大根やきゅうり、緑色のおごのりなどがあり、これらは消化を助けたり、口直しなどの役目があります。刺し身の下や奥にたっぷりと添えるのが常。つまは薬味で、花穂じそ、防風、紅たで、青じそなどが代表的。彩りや季節感も演出できます。辛みはわさび、しょうが、溶き辛子など。刺し身のうまみを引き立てるものです。
刺し身は、3、5、7切れと奇数を盛るのが和食の約束。1切れは、縁起が悪いとされています。わさびは右手前に添えましょう。
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