close

レシピ検索 レシピ検索
オレンジページメンバーズ

宮城県・東松島市の「知られざる食」を味わう美食の会【イベントレポート】

2023.01.01

会場写真

海と山、豊かな自然に恵まれる宮城県・東松島市。近年、東松島沖で獲れる魚の種類が変わり、せっかく獲れても、その価値を活かしきれていない「未利用食材」である「太刀魚」と、その土地で、かつては食べられていたのに、時とともに忘れ去られてしまった料理「楠公飯」を味わうイベントが、東松島と東京をオンラインでつないで開催されました。

「未利用食材」とは……?
形が規格に合わないために市場に出回らなかったり、人の価値観で、その価値を見落としている可能性がある食材のこと。また近年では、温暖化による海水温度の上昇などの理由で、各地で獲れる魚の種類に変化が起き、せっかく獲れても食べる習慣がなく調理法がわからないなどの理由で知識や技術が対応しきれず、本来活用できるはずの地域資源の価値が見えなくなっている現状があります。

おいしい料理を通して、未利用食材についてあらためて学ぶ機会になった
東松島の漁師・尾形秀樹さん

イベントでは、東松島の漁師・尾形秀樹さんが一人で定置網漁をする姿のほか、民宿「ちどり館」の鈴木一男さんや「東松島市地域生産物加工研究会」の皆さんが、獲れた太刀魚のメニューを考案する様子、食材を提供いただいた地元生産者など「食材が届くまで」を動画で紹介。視聴後、東松島でとれた太刀魚を使ったオリジナルメニューの試食をしました。

動画を見た東京会場の参加者からは、
「都市部にいると情報が入ってこない。現場に行って東松島についてもっと知りたい」
「生産の現場を見て、食を大切にしなければとあらためて実感した」
「おいしい料理を通して、未利用食材についてあらためて学ぶ機会になった」
といった声が寄せられました。

未利用食材を使うことは、フードロス対策、地域活性化に繋がる

今回、東松島の未利用食材を活用したレシピ考案にご協力くださった料理研究家のコウケンテツさんからは、「未利用食材を活用することは、フードロスを減らしたり、地域の新たな魅力発見にも繋がり、地域がどんどん活性化する原動力になると思う。ぜひ、積極的に取り入れていただきたい。また、未利用食材は、東松島だけでなく全国各地にあり、都市部の生活者が活用法を考えたり、思いを馳せるだけでも、フードロスや食についての新たな気づきに繋がる」とメッセージが寄せられました。

関連タグでほかの記事を見る

SHARE

ARCHIVESこのカテゴリの他の記事

TOPICSあなたにオススメの記事

記事検索

SPECIAL TOPICS


RECIPE RANKING 人気のレシピ

PRESENT プレゼント

応募期間 
3/19~4/8

米肌 活潤 スカルプエッセンス プレゼント

  • #美容

Check!