2019.06.04
トマト、なす、きゅうり、鮮やかな夏野菜たちが店先を彩る季節になりました。
今回は、雑誌やテレビで活躍中の人気料理家・坂田阿希子さんが偏愛する、〈蛇腹きゅうりの甘酢漬け〉をご紹介します。〈蛇腹切り〉は酢のものによく使われる手法 。きゅうりの両面に細かく切り込みを入れることで、切り込みが互い違いに重なり合い、切れることなく蛇腹のように伸び縮みするんです!
「切り込みを丁寧に入れることで、きゅうりの繊細な食感が楽しめる」という坂田さん。
たしかに、噛むと蛇腹がぱらりとほどけて、薄切りのきゅうりを口いっぱいにほおばっているような感覚に! 甘酢を含んだきゅうりはしっとりとして食べやすく、しゃきしゃきとしたフレッシュな食感も楽しめます。
▼材料(作りやすい分量・3本分・容量約700mℓの耐熱の保存容器が目安)
きゅうり 3本
塩 小さじ2/3
〈甘酢〉
米酢 1/2カップ
水 3/4カップ
砂糖 30g
塩 小さじ2
▼作り方
(1)きゅうりはピーラーでしま目に皮をむく。
(2)まな板に横にして置き、端から2/3程度の深さまで斜めに細かく切り目を入れる。そのまま裏返し、端から同様に切り目を入れる(両側の切り目が互い違いになるようにする)。
(3)塩をまぶし、水けが出るまで30分ほどおく。長さを半分に切って水けを拭き、耐熱の保存容器に入れる。
(4)鍋に甘酢の材料を入れて中火にかけ、煮立ったら(3)にそそぎ入れる。そのままおいて粗熱を取り、さめたら冷蔵庫で1日以上置く。
そのままはもちろろん、ゆでたこやわかめとあえたり、豚肉と炒めたりしてもおいしいのだそう。冷蔵で4~5日保存可能ですから、新鮮なうちにまとめて作っておけば、暑い日にもすぐ食べられて便利ですね!
(『オレンジページCooking夏』より 料理/坂田阿希子 撮影/澤木央子 文/編集部・井上)
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