レシピをさがす

  1. HOME
  2. イタリア大使館
  3. イタリア産チーズを使った料理講習&試食会が行われました

2019.12.19

イタリア産チーズを使った料理講習&試食会が行われました

スーパーやチーズ専門店などで、イタリア産チーズを見かけることはありませんか? ワインに合わせたり、料理に使ったり……おうちで食べてみたい! と興味はあるものの「どんな種類を選べばいい?」「料理の活用法がわからない」と、迷ってしまいますよね。

そんな疑問に答えるため、オレンジページ コトラボ新橋にてイタリア大使館 貿易促進部主催の「イタリア産チーズを使った料理講習&試食会」が行われました!
開催日/2019年11月27日

講師は、三軒茶屋の人気イタリア郷土料理店「ペペロッソ」の総料理長、チーズプロフェッショナル協会認定講師の今井和正さんです。

今井さんに伝授していただくのはこの2つ!

●チーズの盛り合わせの上手な食べ比べ方&イタリア産チーズの特徴&ワインとチーズの楽しみ方
●イタリア産チーズを使った、マンマの味の簡単家庭料理レシピ


それでは、イベントの様子をレポートしていきます! 種類が豊富でおいしい! イタリア産チーズは魅力がいっぱい イベントのはじめ、イベント主催者のイタリア大使館 貿易促進部部長 エリカ・ ディジョヴァンカルロさん、同副部長 アントネッラ・マルッチさんにあいさつしていただきました。 「イタリア人はチーズが大好きで、そのまま食べるだけではなく料理にも利用しています。本日のイベントでイタリア産チーズの使い方を知っていただき、ぜひご家庭で取り入れていただければうれしいです」(エリカ・ ディジョヴァンカルロさん) 「日本人のチーズの年間消費量は約2.5kgで、イタリアはその約9倍といわれています。地域ごとに特色のあるチーズがあり、見た目、味、造り方などバラエティ豊かです」(アントネッラ・マルッチさん) そして本日の講師、イタリア郷土料理店「ペペロッソ」の総料理長の今井和正さんが登場! 

今井さんは年に1~2回ほどイタリアへ行き、チーズなどの食材の生産者を訪ねたり、現地のマンマ(お母さん)の郷土料理にふれたりしているそう。その貴重なエピソードを交えながら、チーズの食べ方を説明していただきます。 風味の違いがわかる! チーズの盛り合わせの食べ方 参加者のテーブルに用意されたのは、次の4種類のイタリア産チーズと甘口の白ワイン。早く食べたくてワクワクです♪ チーズ A モッツァレッラ・ディ・ブーファラ・カンパーナ DOP
B カチョカヴァッロ・シラーノ DOP
C サルヴァ・クレマスコ DOP
D ゴルゴンゾーラ DOP


「チーズを食べるときは、2時間前ぐらいに冷蔵庫から出して常温にもどしてください。そうすると、とてもミルキー感がある味わいになるんですよ」と、今井さん。

「チーズの盛り合わせは、味わいがやさしいもの、フレッシュなものから食べ、熟成期間が長いものを最後に食べると、味や香りの違いがはっきりわかるんです。では、A、B、C、Dの順に、モッツァレッラチーズから試食してみてください!」(今井さん) 『モッツァレッラ・ディ・ブーファラ・カンパーナ DOP』はイタリアのカンパーニア州が生産地。水牛乳から作られているフレッシュタイプのパスタ・フィラータチーズです。最初にモッツァレッラチーズを食べると、みずみずしさ、クリーミーでやさしい味わいを感じられます。「おいしい~! 食べやすいから、サラダや前菜に使ってみたい」という参加者の声も。

2番目に試食するのは、『カチョカヴァッロ・シラーノ DOP』。セミハードのパスタ・フィラータチーズで、熟成したモッツァレッラチーズのような味わいが特徴です 試食したのは、半年間熟成させたもの。

「このチーズはイタリアで日常的に食べられていて、熟成期間の好みは人それぞれ。イタリアのチーズ店できいたところ、熟成期間が2週間から1年間と幅があるそうです。好みの熟成ぐあいのチーズを探してみるのも楽しいですよ」(今井さん)

続いて試食したのは、ソフトタイプのチーズ『サルヴァ・クレマスコ DOP』。参加者からは「先に食べた2種類のチーズより酸味を感じる! でもくせがなくて食べやすいです」という感想がありました。 「みなさん、チーズについている外皮の香りをぜひかいでみてください」と今井さん。

かいでみると、たくあんのような香りがします。これは空気中の乳酸菌がチーズ表面について発酵した香りで、チーズの産地によって香りが異なるそう。

「チーズの盛り合わせを作るとき、外皮がないとチーズをカットした後に種類がわからなくなるので、外皮をつけたままカットしてお皿に盛ると見分けやすくなりますよ」(今井さん)

最後に食べるのは『ゴルゴンゾーラ DOP』。今回はイタリア産の甘口の白ワイン「レチョート・ディ・ソアーヴェ」とともにいただきます。 ゴルゴンゾーラはくせが強いのでは!? と思いきや、ワインに合わせて食べると甘じょっぱさを感じておいしい! 参加者からは「いろいろなゴルゴンゾーラを食べてきたけれど、これがいちばん好き!」と好評の声が上がりました。

「このように、フレッシュなチーズから食べ、最後に甘口のワインとしょっぱいチーズで終わると、チーズの味や香りの違いをより楽しめます」と今井さん。家族や友達とチーズパーティするときに話題に出せば、会話がはずみそうです。 イタリア産チーズを使った、マンマの味のレシピを紹介! 続いては、今井さんによるイタリア産チーズを使った料理のデモンストレーションです。

「イタリアに行ったとき、マンマに教えてもらった家庭料理をもとに考案した3品をご紹介しますね。気どらない素朴な料理なので、ぜひ家庭でも作ってみてください」(今井さん)

アオスタ風フォンティーナのリゾット 1品目は、『アオスタ風フォンティーナのリゾット』です。「アオスタはイタリア北西部にある山々が美しい都市。紹介するレシピは、厳しい寒さを乗り切るために食べる、チーズのうまみが詰まった山のリゾットです。
チーズは加熱するとこくと香り豊かになる『フォンティーナ DOP』を使用。「このチーズは牛乳から作られますが、食べた後、牛が食べていた牧草の香りの余韻が口の中に残るのが特徴です」(今井さん)。みじん切りにした玉ねぎを食塩不使用の発酵バターで炒めたら、米を加えてあつあつになるまで炒めます。米を炒めることで、今井さんいわく、ほどよい「アルデンテな」歯ごたえが出るそう。 今回は、山のチーズリゾットがテーマなので、だし汁に肉のブロードを使います。「コンソメのだしや、魚介のだしで作ってもいいですよ。常にひたひたの状態を保ちながら沸騰したブロードを加えて炊いていくのが大事なポイントです」(今井さん)。 リゾットがまだゆるいうちに、時間がたって乾燥したパンを入れ、最後に角切りにした『フォンティーナ DOP』をたっぷり加えて弱火にしたら…… チーズが溶けるまで混ぜます。スタジオ内にチーズのいい香りが広がり、試食タイムが楽しみに♪ アオスタ風フォンティーナのリゾット
アオスタ風フォンティーナのリゾット レシピはこちら>>


テルモリ風ペコリーノ風味のパン団子とムール貝のトマト煮 2品目は、『テルモリ風ペコリーノ風味のパン団子とムール貝のトマト煮』です。
「テルモリは南イタリアにある海に面した町です。先月、イタリアに行ったときはチーズと魚介を合わせる料理が流行ってきていると感じました。紹介するレシピに使うのは、旬の身がふっくらとしたムール貝です」(今井さん) 使用するチーズは『ペコリーノ・ロマーノ DOP』。羊乳から作られるうまみの濃いハードタイプのチーズで、すりおろして調味料としても使えます。ボールにパン粉と『ペコリーノ・ロマーノ DOP』を合わせたら溶き卵を加えて手で練り、だんご状にしてゆでます。

「溶き卵を少しずつ加えて混ぜ、ぎりぎり生地がまとまるくらいの柔らかい状態にすると、ふわふわのだんごに仕上がりますよ」(今井さん) みじん切りにした玉ねぎを炒めたら、トマト水煮缶やゆでたパン団子、ムール貝を加えて煮ます。ムール貝のだしがしっかり効いたトマトソースは、ペコリーノ・ロマーノの強い旨みと風味とベストマッチ! ころんとしたパン団子の見た目がかわいい一品です。 テルモリ風ペコリーノ風味のパン団子とムール貝のトマト煮
テルモリ風ペコリーノ風味のパン団子とムール貝のトマト煮 レシピはこちら>>


ブッラータと栗と栗のはちみつ、モスコットのソース 3品目は、手間なく作れるチーズのデザート『ブッラータと栗と栗のはちみつ、モストコットのソース』です。

使用する『ブッラータ』は、デザートにも活用できるチーズ。パスタ・フィラータ生地の中に、細く裂いた生地と生クリームを混ぜたものが入っていて、きんちゃくの形をしています。「割ってみると生クリームがあふれ出て、ミルキーな味わいです。今は栗がおいしい時季なので、栗を合わせたデザートをご紹介しますね」(今井さん)。 作り方はとっても簡単! 『ブッラータ』を器に盛り、刻んだマロングラッセと栗のはちみつをあえてのせます。おやつ、おもてなしのデザートとして作っても喜ばれそうです。 ブッラータと栗と栗のはちみつ、モスコットのソース
ブッラータと栗と栗のはちみつ、モスコットのソース レシピはこちら>>
イタリア産チーズを生かした料理のおいしさに舌鼓♪ 料理ができ上がり、お楽しみの試食タイムへ! 参加者のみなさんに感想をうかがうと……

「リゾットはチーズがたっぷりで濃厚! お米の歯ごたえがしっかりしていて、これが本場イタリアの味なんだ~と思いました」

「チーズ入りのパン団子は風味がよくて、教えていただいたトマトソースやシチューに入れてアレンジしてみたいなと思いました」 「レシピが簡単で盛りつけも気どらない感じで、チーズをお店で探して家で作ってみたいです。デザートもすごくおいしい! チーズの酸味とマロングラッセ、栗のはちみつの甘みが合っていて、週1で食べられそうです(笑)」
と、大満足のコメントが!  イタリア産チーズのおいしさを堪能した後、配られた冊子のチーズの種類の説明をじっくりチェックする人も。

これでイベントは終了! 最後に今井さんからコメントをいただきました。 「イタリア産チーズの魅力は、種類のバリエーションの豊かさ、ミルクの香り高さです。それぞれのチーズに語源や歴史があるので、それを掘り下げていくのもおもしろいですよ。このイベントを通じて、イタリアのチーズに興味を持っていただければうれしいです!」(今井さん)

おいしくて楽しいひとときはあっという間の時間でした。お店でイタリア産チーズを見かけたら、ぜひチェックしてみてください!

主催・運営/イタリア大使館 貿易促進部 株式会社オレンジページ
協力/Assolatte(イタリア乳業酪農協会)

撮影/浦口宏俊 取材・文/掛川ゆり
 
  • 1

バックナンバー

サイト内検索

  • イタリア産チーズ
    イタリア産チーズは地域や乳種によって味わいのバリエーションが豊富。そのまま食べるのはもちろん、料理やデザートなどに活用して楽しめます。記事で紹介した食べ方や活用レシピを参考に、お気に入りのチーズを探してみてください。

    イタリア大使館 貿易促進部は、イタリア企業やメイド・イン・イタリー製品の世界市場への参入を促進するために様々な活動を行っているイタリアの政府機関です。
    現在、イタリア大使館 貿易促進部は、イタリア乳業酪農協会(アッソラッテAssolatte)協力のもと、イタリア産チーズ普及を目的とした特別プロジェクトを現在日本市場にて展開しています。 詳しくはこちら