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2020.4.1

作家・井上荒野さんの料理エッセイ 08.スープカレーに目玉焼き

目玉焼きをのせればたいていのことはどうにかなる スープカレーに目玉焼き

料理好き、そして玉子好きな小説家の井上荒野さんが、 気楽に作れておいしい「目玉焼き」のせ料理を紹介する連載エッセイ。今回のレシピは、残りもののポトフの汁や具をリメイクする簡単スープカレーです。仕上げに目玉焼きをのせれば満足のひと皿に!

08

スープカレーに目玉焼き

 

インスタグラムで私をフォローしてくださっている方はご存知だと思うが、我が家では毎週水曜日に、夫が夕食を作ってくれることになっている。

出会った頃は、料理といえばカップ麺にお湯を入れるくらいで、そもそも食べることにほとんど関心がなく、ひどい偏食だったのに、人間とは進歩する生き物である。今では古書市場から(夫は古本屋)わざわざレシピ本を買い漁ってきて「今週は何作ろうかなー♪」とうきうきめくっているという成長ぶり。もともと手先が器用な人なので、本の通りに作りさえすれば、イタリアンでも中華でもインド料理でも、ちゃんとおいしいものが出来上がる。

とはいえまだ応用力はない。たとえば材料がひとつでも揃わないと、もうその料理は却下か、たまにがんばって応用っぽいことをしてみた場合はわりと妙なものになる(婉曲表現)。この辺は、やっぱり知識と経験の問題だろう。

というわけで今回は、手先は不器用だが知識も経験も食い意地も豊富な私の得意とするところ、「昨晩の残りもので作るスープカレー」。ポトフでもクリームスープでも、洋風の汁気のあるものが半端に残ったときは翌日にこれを作る。具が足りないときはもちろん目玉焼きをのせる、というかこの、ちょっと頼りない感じのスープカレーには目玉焼きが妙に合うので、ぜひお試しください。そういえばこの連載をはじめたのも、インスタに載せた「残りもの利用のスープカレー、目玉焼きのせ」を編集部の方が目に留めてくださったからだった。横で夫が「俺にも依頼来ないかなー」とか言っている。自信持ちすぎ…。

 
  • 写真:鹿

    この季節は
    鹿によく会う

  • 写真:井上荒野さん家の猫 ソファで寝ている

    いつも平和な猫

  • 写真:積もった雪

    三月の雪

  •  

レシピ

スープカレーに目玉焼き

スープカレーに目玉焼き
  1. 前夜の「野菜とソーセージのポトフ」の残り、それに数日前に夫が作った「鶏のソテー」の残り残り物は具と汁に分けて、具は全部細かく刻む。今回使用したのは、前夜の「野菜とソーセージのポトフ」の残り、それに数日前に夫が作った「鶏のソテー」の残りを足しました。
  2. 鍋に1.を戻して、汁が足りない場合は水を足し、温める。同時にフライパンで目玉焼きを人数分作る。
  3. カレー粉適量、必要であれば顆粒コンソメスープの素的なものと、ピーマンの角切り(またはパセリのみじん切りとか、セロリの葉など。ちょっとクセの強いものを追加するとなんとなく気が利いたふうになります)を入れて塩、こしょうで味を調える。
  4. スープ皿によそって、目玉焼きをのせる。ごはんを浸しながら食べます。
井上荒野

撮影/三原久明

井上荒野(いのうえ・あれの)
1961年生まれ。89年「わたしのヌレエフ」でフェミナ賞、2004年『潤一』で島清恋愛文学賞、08年『切羽へ』で直木賞、11年『そこへ行くな』で中央公論文芸賞、16年『赤へ』」で柴田錬三郎賞、18年『その話は今日はやめておきましょう』で織田作之助賞受賞。著書に『夜をぶっとばせ』『ママがやった』『綴られる愛人』『あちらにいる鬼』など多数。新刊『よその島』(中央公論新社)発売中。
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文・写真・料理/井上荒野 構成/掛川ゆり

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