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3カ月連続スペシャルコラボ企画
「あなたには帰る家がある」×オレンジぺージnet

〈夫婦あるある〉たっぷりの笑える日常はもちろん、平穏な夫婦に潜む落とし穴をドキドキハラハラの展開で描く大人の群像劇「あなたには帰る家がある」と、オレンジページnetがコラボ! 夫婦の不満やすれ違い、主婦の本音、女性が働くことの大変さ……。ドラマから見えるさまざまなテーマを通して、現代の夫婦の形や主婦像を探っていきます。

2018.5.10

【第2回:SPインタビュー】木村多江さん Interview 前編

第2回は、茄子田綾子役を演じている木村多江さんのインタビューをお届けします。前編では役・作品について感じていること、ドラマ後半に向けての思い、後編では女優として着実に前に進みながら、妻として、母として日々を大切に過ごす木村さんの素顔に迫ります。


――木村さんが演じる綾子は、高圧的な夫・太郎(ユースケ・サンタマリア)の態度に耐え忍びながら、家事を完璧にこなす理想的な妻。そのはかなげな美しさで、佐藤真弓(中谷美紀)の夫・秀明(玉木宏)を魅了してしまいます。初回放送後は、「色っぽい!」「男は絶対好きになる!」という反響がすごかったようですね。

いえいえ……そんな、そんな。でも、とてもありがたい反響をいただけてうれしいです。第1話では、あの美しい美紀ちゃん演じる真弓さんを置いてでも、旦那さんの秀明さんが会いに行ってしまう女性像を作らなければいけないと思っていました。女性らしくて、包容力もあって、色っぽくて……という、〈女の人は嫌いかもしれないけれど、男の人は好きであろう〉という女性像にしたくて。私自身はまったく綾子みたいな女性ではないので、お芝居でだいぶ〈盛り〉ました(笑)。


――最初はけなげに見えた綾子が、真弓から秀明を奪い取ろうと、徐々に追い詰めていく姿はなかなか怖いものがあります。禁断の恋に暴走する綾子の行動を、どう感じていますか?

客観的に見ると、「秀明さん、相手を間違えちゃったな……」とは思います(笑)。だからと言って、綾子のことを嫌いにはなれなくて。私にとってはなかなか共感しにくい役ではありますが、綾子は夫に家政婦扱いされていて、だれでもいいから助けてほしいという気持ちがあると思うんです。そこへ秀明という存在が現れて、わらにもすがる思いでガシッとつかんでしまった。その〈苦しい、助けてほしい〉という気持ちを感じながら演じているので、綾子のことをとても愛おしいと感じるんです。

――綾子が自分の存在をアピールするかのように、秀明の好物のメンチカツを大量に作って、真弓に届けるシーンにはビックリしました(笑)。

ビックリしますよね(笑)。ただ、綾子は秀明が好きであるがゆえに、自然とそうなってしまうんだと思うんです。メンチカツを届けられた真弓は「宣戦布告された」と考えるんですけど、綾子本人にそういう気持ちはまったくなくて……。秀明さんのことを思っていたら、いつの間にかメンチカツをたくさん作ってしまって、料理が雑な真弓に「こういうのを作ってあげてよ」と伝えたくて持っていった。ただ、それだけなんじゃないかなって。きっと、綾子にとっては素直な行動だったんだと思います。


――共演者の皆さんとのお芝居も白熱していますが、現場の空気はいかがですか?

いい化学反応が生まれている実感があります。ただ、緊迫したシーンでも、美紀ちゃんとは本番の寸前まで普通に食べ物の話をしていたりするんです(笑)。玉木さんとも、「あのシーン、笑えるよね!」みたいなお話をよくしますし、ユースケさんは本番中はお芝居でいやな気持ちにさせてくれるんですが、カットがかかると、「怖~っ!」って2人で笑っています(笑)。

――第5話以降は、綾子の行動がさらにエスカレートしていきますね。

きっと視聴者のかたは、今後ますます「この人、嫌い!」「綾子、ムカつく!」と感じることもあると思うんです(笑)。でも、個人的な感情としては、綾子は本当に苦しんでいる人なので、最終的には少しでも楽に生きられる道を見つけてほしいと感じてしまう。少数派かもしれないけれど、皆さんにもちょっとだけ綾子の幸せを願っていただけたらうれしいです。

 

 

木村多江(きむら・たえ)
1971年3月16日生まれ。東京都出身。
ドラマ「救命病棟24時」「白い巨塔」「ブラックリベンジ」、映画「ぐるりのこと。」「ゼロの焦点」「東京島」「あゝ、荒野」「ユリゴコロ」など多くの映画、ドラマ、舞台で活躍。

 

 


あなたには帰る家がある(TBS系)
【第5話あらすじ】
茄子田綾子が佐藤真弓(中谷美紀)の職場に現れたと聞き、綾子の異様な行動に気づきはじめた秀明(玉木宏)。だが、綾子に呼び出されて再び顔を合わせると、やはりやさしくしてしまう。一方、綾子の夫・太郎(ユースケ・サンタマリア)もついに秀明と綾子の関係を疑いはじめていた。そして週末。真弓と秀明は娘・麗奈(桜田ひより)を連れて温泉旅行に出かけるが、旅先には太郎と綾子がいた……。
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撮影/荒木勇人 取材・文/加藤恵 ヘア&メイク/千葉美智子 スタイリング/成子美穂 構成/宮浦彰子

衣装協力:ブルーギャザードレス62,000円、プリントドレス48,000円、イヤリング16,000円(すべてハウス オブ ロータス)、
サンダル9,800円(ジュート ワンダーズ)/ハウス オブ ロータス 青山店 ☎03-6447-0481

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  • 直木賞作家・山本文緒が1994年に発表した同名小説を、2018年ならではの視点で描く“大人ドラマ”。誰もが共感できるリアルな生活を基にした大人の群像劇の中に、コミカルな要素や大人な恋愛を詰め込み、夫婦という普遍的なテーマに迫る。