2024.03.26
塾前でも塾前じゃなくても、春キャベツをどっさりと入れた焼きそばは、特盛りがちょうどいい。青のりの量が間違っているかのようですが、わたしにとって青のりは具のひとつなのでこのぐらいないと寂しい。エメラルドグリーンな仕上がりが通常スタイルです。JC娘の要望どおり、味つけは付属の粉末ソースを全量入れてこじゃれない屋台の味に。仕上げに黒こしょうをたっぷりひき、ひと炒めして完成。
豚バラ肉150gと春キャベツ1/4個は一口大に切る。玉ねぎ1/2個はくし形に切る。にんにくとしょうが各1かけはみじん切りにする。フライパンにごま油小さじ2を入れてにんにくとしょうがを熱し、香りが立ったら肉に塩、こしょうして焼く。色が変わってきたら玉ねぎとキャベツを加え、かるく塩、こしょうしてさっと炒め、一度皿などに取り出す。そのままのフライパンに電子レンジ(600W)で袋ごと20秒温めた中華蒸し麺をもみほぐして2袋入れ、酒大さじ2を入れてしっかりほぐし、そのまま焼きつける。麺に火が通ってきたら付属の粉末ソースをまんべんなくふってしっかりからめながら焼く。麺が色づいたら先ほどの肉野菜炒めを戻し入れ、さっと炒め合わせて黒こしょうをたっぷりひいて完成(ちなみにちょっと辛口に仕上げたいときは、麺2袋に対しあの粉を1袋と、「イカリソースレトロ」というシャバシャバ系の関西ソースを加えることも)。
皿に盛り、青のりを麺が見えなくなるぐらいふって紅しょうがを添える。好みでもやしやかきなどを加えても。
馬田草織
文筆家・編集者・ポルトガル料理研究家。思春期真っ盛りの女子中学生と2人暮らし。最新刊「ムイトボン! ポルトガルを食べる旅」(産業編集センター)。料理とワインを気軽に楽しむ会「ポルトガル食堂」を主宰。開催日などはインスタグラムからどうぞ。
インスタグラム @badasaori
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