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長谷川あかりの日々の料理これでいいのだ

【長谷川あかりさんのレシピ】だしパックで『鮭と長いものだし煮』&『生春菊の菜めし』【体がよろこぶ簡単献立】

2023.02.27


こんにちは、料理家の長谷川あかりです。この連載では、料理で当たり前と思いがちなひと手間を省いてもおいしくできるレシピを紹介していきます。

私のレシピには、「昆布とかつお節の合わせだし」を使用するものが多くあります。だしが入ると、味に深みが出るし香りもぐんとよくなる。何よりも、だしのきいた料理ってすごく癒やされるし心が落ち着くから、一日3食のうち1食はだしのきいたお料理を食べています。とはいえ、一からだしをていねいにとろうとするとどうしても時間もかかるし、毎回大量の昆布とかつお節を使うのはコスト的にも負担が大きくなってしまいます。

そこでおすすめなのが、「食塩無添加のだしパック」。じつは市販のだしパックは食塩が添加されているものが多く、数年前まであまり使っていなかったのですが、食塩無添加のだしパックに出会ってからあまりの気楽さに大感動。塩味がついていないから、自分で取るだしと同じように使えて、簡単にだしの滋味深い味わいを楽しめるのです。


また、長いもの皮むきはせず、アルミホイルでこするだけ。個人的に長いもをいちばんおいしく食べられるのは煮ものだと思っていて、今回の『鮭と長いものだし煮』もかなりよく作っているメニューのひとつです。とっても相性がよく、献立が完成する『生春菊の菜めし』とご紹介します!

『鮭と長いものだし煮』のレシピ

これでいいのだポイントcheck だしパックを具材といっしょに煮て気楽に。check  長いもは皮をむかず、アルミホイルでさっとこするだけ。

別鍋でだしパックを煮出す工程はカットし、具材といっしょに煮ることで手軽に。だしのきいた料理が気楽に味わえて、洗いものも減らせますよ。

つるつるとすべって、意外とむずかしい長いもの皮むき。でもじつは、長いもの皮はむかなくてもおいしく食べられるんです。アルミホイルでさっと汚れを落として、皮ごと調理してしまいましょう。食品ロスも減ってうれしいことずくめ。ぜひお試しください。


材料(2人分)

生鮭の切り身……2切れ
塩……少々
片栗粉……大さじ1
長いも……150g
だしパック……1個

〈A〉
塩……小さじ2/3
みりん……小さじ1
しょうゆ……小さじ1
練りわさび……小さじ1/2

刻みのり……適宜

作り方

(1)鮭と長いもの下ごしらえをする

鮭に塩をふり、5分ほどおいてペーパータオルで水けを拭く。長さを3等分に切り、片栗粉をまぶす(写真左)。長いもは、丸めたアルミホイルで汚れやひげ根をこすり落とし(写真右)、幅1.5~2㎝の輪切りにする。

(2)だしパックと具材をいっしょに煮る

深めのフライパンに長いも、だしパック、水2カップを入れて中火にかける。沸騰したら弱めの中火にしてふたをし、3分煮る。

(3)調味料を加えて煮る

だしパックを取り出して、鮭とAを加え、中火で8分煮込む。火を止めてふたをし、5~10分おいて味を含ませる。器に盛りつけ、刻みのりをちらす。


鮭に片栗粉をまぶしてから煮ることで煮汁にとろみがつくので、砂糖を加えて煮つめなくても味がしっかりからみます。わさびの風味が、だしの味わいをきりっとひきしめてくれるのもポイントです。

『生春菊の菜めし』のレシピ


「菜めし」というと、一度野菜をゆでたり炒めたり、塩もみしたり、なにかしら下処理をしてからご飯に混ぜ込むレシピが一般的ですが、私はいつも生の春菊を刻んでそのままあつあつのご飯に混ぜ込んでいます。

余熱でくたっと火が通り、水溶性の栄養素も逃がさずいただけます。洗いものも減りますし、一石二鳥! オリーブオイルと塩も少し加えて、ほろ苦く風味豊かな味わいに。くせになる大人味の菜めし、ぜひ試してみてください。


材料(2人分)と作り方
春菊3~4本は茎の根元を1㎝ほど切り落とし、粗く刻む。温かいご飯1合分に春菊と塩ひとつまみ、オリーブオイル小さじ1と1/2を加えてよく混ぜる。

わかりやすいようにボールに移していますが、余熱で火を通したいので、実際にはボールに移さず、炊飯器や土鍋の中で混ぜてしまってOKです!

和のおかずによく合う、風味豊かな菜めし。いりごま、梅干しを混ぜておにぎりにしてもおいしいですよ。

次回は3/27(月)更新予定。『白菜漬けで白いミネストローネ』を紹介します。お楽しみに!


 長谷川あかり
料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。子役としてデビュー後、女優として活躍。料理で人に喜んでもらった経験から料理家の道をめざす。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。著書に『クタクタな心と体をおいしく満たす いたわりごはん』(KADOKAWA)。
Twitter:@akari_hasegawa
 

 
『クタクタな心と体をおいしく満たす いたわりごはん』詳しくはこちら>>>
 

『長谷川あかりの日々の料理これでいいのだ』毎月27日更新・過去の連載はこちら>>>

料理・写真・文/長谷川あかり

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