みなさんは、「ポヴェレッロ」というパスタ料理をご存じですか? 「ポヴェレッロ」とはイタリア語で「貧乏人」という意味。
「貧乏人のパスタ」とは
イタリア生まれのパスタ料理の一つで、卵、にんにく、チーズを材料に手軽に作れることから、庶民派メニューの定番として、イタリアの家庭で親しまれているといいます。
卵をにんにくとともに炒め煮にし、チーズとパスタをからめれば完成。今回は、仕上げに目玉焼きをのっけて、黄身をくずしていただきます。そんな卵好きにはたまらない「貧乏人のパスタ」のレシピをオレンジページnet初公開。チャーハンや焼きそば感覚で食べられるので、休日のお昼などにおすすめです!
『貧乏人のパスタ』のレシピ
材料(2人分)と作り方
(1) 湯1.5リットルに塩大さじ1 を加え、スパゲティ160gを表示時間より2分ほど短くゆでる。目玉焼きを2個作っておく。
(2) フライパンにオリーブオイル大さじ1を中火で熱し、卵2個を割り入れる。2分ほど焼き、卵の縁がこんがりしてきたら裏返し、にんにくのみじん切り1かけ分を加えて炒める。香りが立ったらスパゲティのゆで汁3/4カップを加え、木べらで卵をほぐしながら2分ほど煮る。
(3) 湯をきったスパゲティを加え、粉チーズ大さじ4、こしょう少々を加え、汁けがほぼなくなるまで炒める。2つの器に等分に盛り、目玉焼きをのせて。粗びき黒こしょう少々をふったら、ボナペティート!
カルボナーラやボロネーゼ、ペペロンチーノ、ボンゴレなど、おなじみのパスタメニューはいろいろありますが、「貧乏人のパスタ」も、手軽さ、おいしさを兼ね備えているので、「新定番」になること必至のメニュー。ぜひ作ってみてください。
(
『オレンジページ』2023年9月17日号より)
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