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大人気声優・下野紘「人前で表現するのが苦手でした」。収録前の気合メシは肉をチョイス ‌

2023.08.08

下野紘さん

「鬼滅の刃」(我妻善逸役)や「進撃の巨人シリーズ」(コニー・スプリンガー役)など、数々の大ヒットアニメでメインキャラを演じてきた大人気声優・下野紘さん

オレンジページnetでは、8月10日より、差し入れや楽屋弁当など、声優のお仕事の舞台裏をのぞくことができる、下野紘の『現場メシお届けします。』連載がスタート! ときには共演者との様子など、ライブ感たっぷりな写真も掲載されたり!?

連載開始前に、下野さんのお仕事のこと、食へのこだわり、コラムへの意気込み……。魅力的なその素顔を前後編でお伝えします!
>>後編はこちら

ターニングポイントは「うたの☆プリンスさまっ♪」と「進撃の巨人」


ーー声優をめざしたきっかけについて教えてください!

声優になりたいと思うようになったのは、中学生のころ。ちょっとマニアックなアニメなんですけど「無責任艦長タイラー」という作品が好きになって、そこから興味を持ちはじめました。

声優さんがやっているラジオ番組やドラマCDも聴くようになって、「すごく楽しそうだなぁ!」って感じたんですよね。ドラマCDを聴きながら「ここ、明らかに台本どおりじゃないよね? アドリブでこんなに世界が広がるんだ」ってワクワクしたり……。

いま、僕もアドリブを入れるときは楽しんでやっています。そういえば、僕がから揚げが好きなんで、アドリブで「から揚げ」って言ってしまって、急遽、演じたキャラもから揚げ好き設定になったこともありました(笑)。
中学生のころに憧れた「楽しそう!」の気持ちのまま、今日まで突き進んできた感じです。


ーー21歳のときTVアニメ「ラーゼフォン」の主役に抜擢されました。

じつは「ラーゼフォン」まで、オーディションになかなか受からず「これがダメだったら声優あきらめよう」と覚悟していたんです。声優をめざしてたわりにあがり症で、子どものころから人前で表現するのが苦手だったんですよね。

いまでも覚えているのが、中3の3学期の音楽の授業。クラス全員の前でカラオケを1曲歌ったら5段階評価で4をくれる、っていうのがあったんです。うまい下手は関係なしで。そのとき「もう、無理」ってくらい緊張したのを覚えています(笑)。小論文を書くか歌うか、の選択だったので、歌うほうを選びましたが……。

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ーーそれは意外な過去ですね……! 2016年からは歌手活動も始まり、ライブツアーでは、圧倒的なパフォーマンスでファンを魅了してきました。

本当に、意外ってなりますよね。舞台に立って、大勢の人の前で歌ったり、踊ったりする自分になれたのは2011年のアニメ作品「うたの☆プリンスさまっ♪」との出会いが大きいと思います。まず役として歌って踊るアイドルの経験をしたので、僕の中でスイッチが切り替わったというか、それまでになかった感じ方や考え方を吸収できました。ターニングポイントになった作品の一つだと思います。


ーーなるほど。作品との出会いで、ご自身の世界も広がっていくんですね。ターニングポイントになった作品はほかにもありますか?

いくつかあるのですが、大きなステップになったのは、30代初めに出演した「進撃の巨人」ですね。

心情のリアリティを追求する姿勢が、アニメというより舞台に近いものがあって。リアルな芝居をするための熱量や表現力が必要でしたし、セリフを言うときも「どんな思いがこの言葉を言わせたんだろう」「この言葉はどこに行き着くんだろう」といろいろと考えさせられました。

声優として成長するには、テクニカルな部分も、気持ちをつくる部分も深めていかないといけないんだな、とこの作品であらためて学んだと思います。表現の幅を広げるために「苦手と思うものにも挑戦していこう!」という気持ちにもなりましたね。

撮影/天日恵美子 取材・文/待本里菜

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