衣替えのシーズンがやってきましたね。
「家庭洗濯可」の表示があるものなら、冬物ニットでも家で洗うことができます。
でも、ニットを家で洗うと、縮んだり型くずれしないか心配……という人も多いのではないでしょうか。
型くずれの大きな原因は、
「干すときの水分の重み」。
3つのポイントで、型くずれしないニットの洗い方、干し方をお伝えします!
【ポイント1】干し方を工夫して
平らな場所に平干しするのがおすすめ。「平干しネット」があればそちらを使い、ない場合はお風呂のふたや床の上にバスタオルを敷き、その上に広げて干しましょう。
ハンガーにかける場合は、身ごろは半分に、袖は下にたらさないようにかけて重みを分散させるのがポイントです。
【ポイント2】手のひらアイロンを使って
脱水後に手のひらを使ってニットの形を整えるのもポイントです。干す際には、ニットの表面に手を当てて表面をなでたりポンポンたたいたりしてしわをのばしましょう。
【ポイント3】陰干しはマスト!
直射日光は縮みや変色の原因になるので、必ず風通しのいい場所で陰干しを。
洋服についた食べこぼしや皮脂汚れは害虫のエサになるため、虫食いの原因に。また一度しか着ていないニットでも、目に見えない汗や皮脂などの汚れがついているので、汚れたまましまうと、繊維が傷んで保温性が低下してしまうことも。長もちさせるためにも、ぜひ「しまい洗い」を!
教えてくれたのは……
ライオン お洗濯マイスター 大貫和泉さん
消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士、健康予防管理専門士。洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わる。2児の母親としての経験と長年の研究活動を融合し、日々の洗濯に役立つ情報を発信中。