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このひとつであれもこれも。ブリキのパウンド型があったなら

お菓子作りの常識がぶっ飛ぶ! 浸水させた生米から作るパウンドケーキ

2023.11.01

米粉のお菓子はよくありますが、今回ご紹介するのはなんと、生のお米から作る「パウンドケーキ」。お菓子作りの常識がぶっ飛ぶこのレシピは、米を浸水させることから始まります。

この画期的なレシピの発明者は、ヴィーガン料理家のリト史織さん。ぶっ飛びついでに今回は、ちょっと風変わり……でも味は王道の「ズッキーニのメープルパウンドケーキ」の作り方を教えてもらいました(レシピの詳細は記事の下に。動画もあり)。

ミキサーだからできる画期的な生地作り


驚くのは、浸水させた生米をミキサーで撹拌するときに、アーモンドとズッキーニも加えてしまうこと。アーモンドの粒を粉砕して練り込むと、アーモンドプードルよりも、こくと風味が増し増しになる気がしました。

そしてズッキーニのおかげで、ほんのりグリーンの生地に。色づき具合は個体によりますが、皮の面積が多いはじっこを使うと、色がよく出ます。ケーキに使う野菜といえば、キャロットケーキのにんじんが人気ですが、ズッキーニもかなりの役者! 野菜の栄養面はありつつ、ほかの風味をじゃましないくせのなさ、そしてほんのり色づくという。控えめながら新鮮な存在感で、今回大抜擢されました(笑)。

すべての材料をミキサーに入れて、合計3~4分ほど撹拌するだけで、生地が完成します。1つだけポイントがありまして、最初から油を全量入れないこと。粘度がいっきに高まって、撹拌できなくなる場合があります。レシピを無視して「面倒だから全部入れちゃえ」とやると、失敗する可能性が(経験者より笑)。なにとぞレシピ通りにお願いしますね~。

ミキサーの容器で材料を計量していけば、さらに手軽。
「うわ、入れ過ぎた」とならないよう、ぜひ慎重に。
加えるズッキーニは40gほどですが、これは先に計量してくださいね。

ベーキングパウダーを混ぜたらすぐに焼く


最後にレーズンやナッツを加え、ベーキングパウダーを混ぜるのですが、この作業だけは、生地をボールに取り出して行います。

理由は「ベーキングパウダーを混ぜたら、すぐにオーブンに入れてほしいから」とのこと。「洗いものが増えちゃうから、ミキサーの中で混ぜたらだめですか?」と質問してみたところ、ミキサーのせまい容器の中では混ぜにくいため、もたもたしているうちに「あっという間にふくらむ力が弱っていってしまいます」と。レシピには、ちゃんと意味があるんですね~(自戒)。

もっちり、ふわっふわの生地に感動!


180℃のオーブンで25分ほど焼いたらでき上がり。もっちり&ふわふわの新食感は感動ものです! アーモンドのこくとメープルシロップの風味の、遠く後ろのほうから、こっそりとお米の甘みが追いかけてくるような味わい。王道のおいしさなのに新しい! 個人的には、前回ご紹介した「生米ミニ食パン」以上に気に入ってしまって、週1ペースで作っています。
ほんのりグリーンがおっしゃれー♪
今回使用している、オレンジページオリジナルのブリキのパウンド型。リトさんからは、「熱伝導がいいから、よくふくらんで焼き上がりがきれいですね」とほめていただきました。

生地作りをミキサーまかせにできる、このレシピの手軽さと、この型のおかげで、初心者の私でもこんなにきれいに焼けましたよ!
最近では、加えるナッツを替えてみたりして楽しんでいます。ミキサーとスケールがマル必のレシピになってしまいますが、お持ちのかたはぜひ作ってみてください。私は今週末も、また焼きたいと思います!



通常の約10倍の厚みのメッキコーティングを施した、熱伝導率のよさが自慢です。

「ズッキーニのメープルパウンドケーキ」のレシピはこちら

\レシピ動画も公開中/


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松永製作所
1953年創業。精密機械の部品製造からスタートし、その技術を生かして2008 年ごろから本格的に始動したお菓子型が、国内外から高い評価を受ける。
『ブリキのパウンド型18cm』商品詳細はこちら>>

料理/リト史織 撮影/松村隆史(5~6枚目除く) スタイリング/西崎弥沙(5~6枚目除く) 動画編集/川端浩湖 文/通販担当ヒラオ

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