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編集部

民藝の再発見 「衣・食・住で感じる日本の美」

土曜日の午前中、小雨が降る中、
夫と世田谷美術館で催されている展示会に足を運んだのだが、
そこでは柳宗悦さんが説いた「民藝」の世界を、
これでもかと体感させられたのだ。
 



「衣・食・住」をテーマにして、
実に150点もの品々が並んでいる。

これらは、どれも実用的でありながら、
まるで芸術作品のように美しかった。

展覧会の見た後、各地の商品が揃ったショップで、買い物を楽しんだ。

陶器のカップをひとつ手に取れば、
柔らかな質感と共に、作り手のぬくもりが伝わってくる。

布製の織物に目を向ければ、
繊細な糸が織りなす模様に、思わずため息が漏れるほどだ。



文明の進歩だとか、効率だとか、そんなものを追いかけるうちに、
私たちは大切なものを見失っていたのかもしれない。

この展示会を通じて、もう一度、心の奥底に眠っていた何かが、静かに目を覚ましたような気がする。

もう一度、展示会に行って、あの心地よい時間を味わいたい。
そう思わせる、実に魅力的な展示会だった。

■公式サイト:『民藝 MINGEI — 美は暮らしのなかにある』公式サイト

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