2022.10.26

どうして背はのびる? うんちってどうやってできる? 親子で話そう!からだの話

「どうして?」が体をはぐくむ出発点



どうして背はのびるの?  食べたごはんはどうなるの? どうしておなかがすくの?
 こどもたちが食を通して抱く疑問は、自分の体を知るひとつのきっかけ。
こどもに「どうして?」と聞かれたときが、体のしくみを伝える絶好のチャンス! 元気な体になるには、まずは自分の体について知ることがとても大切です。

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親子の会話が、自分の体を大切に思う気持ちを育てる

自分や家族の体に関するこどもからの不意の質問に、とまどうこと、ありますよね。上手に答えられないこともあるでしょう。
そんなときはこどもといっしょに「どうして?」を考えてみればOKいっしょに学ぶ親の姿勢も、こどもの好奇心を伸ばすことにつながります。

どうして背は伸びるの?



ズボンやスカートの丈が短くなった、上着がきつくて着られない……。「背が伸びた!」とこどもが感じるのはこんなとき。
こどもの背は、いつの間に伸びているのでしょう?

背が伸びるのは、体全体の骨が長くなるから。




脚や腕、背骨など、骨の両端にあるやわらかい軟骨が、硬い骨に置き換わり、骨が伸びて強くなるんです。
骨には血管が通っていて、骨づくりに必要な栄養素が運ばれるんですよ。


体をさわると中に硬い骨があることがわかるので、骨が体の形をつくっていることも、いっしょにこどもに伝えましょう。
また、背が伸びるためには成長ホルモンも必要。成長ホルモンは寝ている間に分泌されるので、「寝ているときこそ体は成長しているんだよ」と伝えたいですね。



うんちってどうやってできるの?


これもよく聞かれそう。そして説明がちょとむずかしい……かも?


朝に食べたごはんは、翌日の朝にうんちになる



食べたものがうんちになるまでには、じつは約1日かかります。
食べ物は体の中の消化管(口から肛門)と呼ばれるところを通りながら小さく分解され、栄養が体の中に吸い取られていくんです。その残りカスがうんちになる、ということ。

ごはんを食べ、飲み物を飲むのは、成長したり、遊んだり、生きるために必要なこと。うんちをするのも汚いことではなく、当たり前のこと。

いいうんちは、元気な体のサイン


うんちは外に出さないと水分が何度も吸収されて、カチカチに硬くなってしまうのだそう。やわらかいソーセージのようなうんちや、とぐろを巻いたへびうんちはいいうんち、とこどもに話しましょう。

ときには親子でうんちを観察し〈いいうんち〉について話してみるのも大切なこと。 日常の暮らしの中で、こどもたちが気づくたくさんの体の不思議を、できるだけ親子で話していきたいですね。

『こどもオレンジページ No.3』より)

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監修/工藤紀子 イラスト/福井彩乃 文/編集部・和田有可

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