ごく私的な「スキ」を紹介してきたこのコーナー。僭越ながら、自分の回を振り返ってみますと……三度のメシよりも好き(?)な小麦粉料理にはじまり、ヨーグルトにお手製梅ジャム、せきの季節の強力助っ人、そして、今も買い集めているポチ袋にクッキー型。あ、息子に向けて落書きのススメ。
なんてのもありました。
そう、ちょうど2年前、まな板やちゃぶ台に嬉々として落書きしていた息子も、今ではもう小学2年生。毎朝、なんでか異様に重たいランドセルを背負ってワシワシと学校へ向かう姿を見ると、一応、親の端くれとしては、『立派な男子になってほしい!』という思いが募ります。
そこで今回は、私の本棚のワンコーナーを恥ずかしながらご紹介。
題して、「よりよい男子に育てるための必読書(ごくごく私的)」。
まずは、写真集『男子』(梅佳代)。
梅佳代さんと言えば、日常の中のユーモラスな瞬間を切り取って話題となった、木村伊兵衛写真賞受賞の『うめめ』が有名ですが、これはタイトル通り、小学生男子のハチャメチャぶりを切り取った一冊。ここに登場するのは、いわば息子のライバル達。「なにコイツ?! バカじゃん♪」などと笑いながらも、息子の目の奥はギラリ★ ここぞという場面で相手を威嚇できる、最高にへ〜んな決めポーズを日夜研究中です。よしよし、その調子だ。
そして、いつの日か息子が自分から手にとって読んでくれることを祈りつつ本棚にしのばせているのが、理論社の「よりみちパン!セ」シリーズ。さしあたって、TVでもおなじみの浅草キッドの玉ちゃん著『男子のための人生のルール』
、自らが名画や女優になるセルフポートレイト作品で有名な森村泰昌著『「美しい」ってなんだろう? 美術のすすめ』
、「ヒネミ」で岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・宮沢章夫著『演劇は道具だ』の三冊。お笑い・美術・演劇と、ジャンルは違えど、その道を自分のやり方で切り開いてきた大人達からの、気負いのないエールとでもいいますか。大人が読んでも「そうか!」という新発見あり。「なるほど。」と腑に落ちてもみたり。とにかく心に染みます。
というわけで、ほんの一部をご紹介いたしました偏愛コレクション。これからも、「あ、ほら、これは、息子のためだからさ、ムニャムニャ・・・・・・」と自分に言い訳しつつ、せっせと蔵書を増やしていくつもりです。
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