恵比寿に住みつくこと、のべ25年。
かつて恵比寿はサッポロビール恵比寿工場をはじめ、町工場が点在する下町でした。ビール工場の、つたがからまる赤レンガの長い坂道を、目黒方面に散策するのはなかなかの風情でした。そんな恵比寿のランドマーク、サッポロビール恵比寿工場が「恵比寿ガーデンプレイス」に再開発されることになったのは1985年ごろ。当時、恵比寿の住民の間では、「JR恵比寿駅が目黒方面に500メートル移動する」、「跡地にデパートが3つできる」などの、微妙な怪情報が流れていましたっけ。
恵比寿住まいだからというわけではないけれど、私は大のビール党!もう、ほんとうにアルコールはビールひと筋で、ビールを飲まない日はないし、飲み会でも最初から最後までビールを飲み続けます。そしてブランドは、やっぱりサッポロ! 「エビス」や
「黒ラベル」も大好きですが、わたしの今いちばんのお気に入り、夜な夜な大量に消費しているのが、石塚英彦さんのCMでおなじみの、「うまい生」。これは「第3のビール」ですが、すっきりとしたのどごしと、ほのかなうまみが、おいしいんです。こういうさっぱりとした味わいは、高温多湿の日本の夏(冬でも飲みますが)に、ぴったりではないかな。なんといってもお安いのも◎!
さて、恵比寿在住のビールLOVEのわたしが、とっておきのビールスポットをご紹介します。それは、「恵比寿麦酒記念館」! サッポロビール本社ビルの地下にある施設で、サッポロビール恵比寿工場を記念するとともに、ビールの歴史や文化を伝えている施設です。中央ホールには、アンティークのスタインウェイのグランドピアノが常設され、時間貸しも。週末には、ちびっこや音大生などが「単独コンサート」を開催して、楽しいですよ〜。
そして、ここのハイライトが、「テイスティングラウンジ」。「エビス」「エビス黒」(各200円)、「ギネス」、「エーデルピルス」(各250円)と、格安で生ビールをいただけるんです(350mlのグラスで。小ジョッキ程度ですね)。しかも、ビヤクラッカー(ビール酵母入り。これがけっこうイケる)のおつまみつき。4種類のビールを楽しめる「飲み比べセット(400円)」もおすすめだし、赤白ワインもあります。ジュースの販売機もあるから子どももOK。高い天井のラウンジにはお客さんの賑やかな話し声や、スタインウェイのピアノの音が響き、ベテランの風格ただよう男性が、ビールサーバーから一杯一杯ていねいに注ぐ姿が雰囲気を盛り上げて、まさにこれはビヤホール! そんなわけで、「麦酒記念館」は近隣住民にも大人気。でも、リピーターはさっさと飲み終え、備えられているダスターでテーブルをさっと拭き清めて、スマートに立ち去るのがマナーだし、粋!
そして、帰宅後は、料理をしながら冷え冷えの「うまい生」をぐびぐび〜っ。ごはんを食べながらぐびぐび〜。お風呂上りにぐびぐび〜。深夜、ファドを聴きながらぐびぐび〜。ビールとともにある、こんな、ちょっとゆるい週末が大好きです。