秋といえば、なんだかクラシック音楽がお似合い!
大好きなコミック「のだめカンタービレ」はドラマ化されるし、音楽会があちらこちらで開催されるし、クラシック音楽好きさんには、うれしい季節ですね。
秋で思い出されるのが、
上田敏の訳詩集「海潮音」の中に紹介されているベルレーヌの詩(中学生の頃にあこがれましたよ、意味なく)。
「秋の日の ヴィオロンのためいきの 身にしみて
ひたぶるに うら悲し。」
まるでため息のような、誰かが奏でる美しいヴァイオリンの哀しげな音色が流れる秋の黄昏どき・・・ そんな情感豊かな情景を思い描く美しい詩です。が、わたしの場合の「ためいき」は、「あああ〜、むずかしいぃ〜〜(泣)」というためいき。
なんと今年3月に、一念発起、
ヴァイオリンを習い始めたばかりなんです。
昨年妊娠中、お誘いを受けてヴァイオリンの演奏会に行ったところ、激しい胎動があり、「おお〜! この子、ヴァイオリンが好きなんだわ」と思い込み、生んだら、まだ首もすわらぬ娘を抱きながら、先生を探し(産休中、時間がいっぱいあるうちに!と)。レッスンの見学に行ったところ「おかあさんが、先に習ってみませんか? それを見ているうちに、娘さんが習いたい!と自分から手を出すのが理想なんですよね」という話に「な〜るほど!」という訳で、始めたのです。
娘が生後半年から、レッスンに通い始めたのですが、楽器に楽譜、日に日に体重の増える娘に娘の歩行器やおもちゃやオムツ……。ちょっとした夜逃げのような大荷物ぶりです。レッスン中も、ぐずるとおんぶして弾いたり、先生があやしてくれたり。自宅での練習も、平日はみんな(夫&娘&犬たち)が寝静まった後に「消音器(写真左上)」をつけて、キッチンで地味にキぃ〜コキコ♪
思い描いていた、優雅なヴァイオリンとのつきあいとは、程遠いのですが、これが楽しい。先生に注意されるのも、うれしい。少しづつ、音がきれいになったり、曲らしくなったり、何より、構えている姿が、それっぽくなってきて、進歩してる感じが、いいんですね。なかなか、大人になると、わかりやすく進歩する自分を体感しづらいですもんね。ヴァイオリンばかりでなくピアノやフルートなど、大人になって楽器を始める人が増えているのも、うなづけます。
当の娘は、やっと最近歩き始めたばかりなので、ヴァイオリンを持つことすらできない状態(あと2年くらい先かな…)。でも、毎回レッスンに連れていかれたり、おかあさんに練習を聞かされたりするうちに、レッスン中の曲を鼻歌で歌ったり、たまに、気がむくと拍手をしてくれるようになりました(まちがっていても、つっかえていても、褒めてもらうと、うれしいもんです。娘が習い始めた時にお返しするつもり)。いつの日か、ふたりで舞台に立とうねぇー!(先生いわく、「だいたい習い始めて、2年目でおかあさんは、子どもに抜かされるんですよ。今のうちにがんばって進みましょうね」って……くぅぅぅー、思うように指が動かん)