菜の花は下ゆでしてから煮ると、きれいな色に仕上がります。鶏肉には片栗粉をまぶして、つるんとした食感に。
売られている状態の菜の花は、茎の切り口が乾燥して堅いことが多いので、まず、切り口から5mmくらいのところを切り落とします。
次に、ボールに冷水をはり、切り口を下にして立てて入れます。10分ほどおいて水を吸い上げさせれば、下ごしらえは完了。こうすることで、シャキッとした歯ざわりになります。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩少々を加える。菜の花の1/2量を茎のほうから加え、2~3分ゆでて水にとる。残りの菜の花も同様にし、粗熱が取れたら水けを絞り、長さを3等分に切る。
鶏肉は皮を取り、一口大のそぎ切りにしてバットに入れる。塩少々、片栗粉大さじ1を順に加えて、全体になじませる。
鍋を洗って水けを拭き、煮汁の材料を入れて弱めの中火にかける。ふつふつとしてきたら、鶏肉を広げながら加え、2~3分煮る。肉の色が変わったら、菜の花を加えてさっと混ぜ、ひと煮する。煮汁ごと器に盛り、しょうがをのせる。