蒸し焼きにして肉汁を回しかければ、パサつきがちな鶏胸肉もしっとり。うまみたっぷりのバターでソテーし、レモン汁を加えてすっきりと仕上げます。
鶏肉は縦半分に切り、左下を参照して、包丁で切り込みを入れて開き、厚みを均等にする。塩小さじ1/3、こしょう少々を両面にふり、指でかるくたたいてなじませ、10分ほどおいてペーパータオルで水けを拭く。さやいんげんはへたと、あれば筋を取り、長さを半分に切る。トマトはへたを切り、横に4等分に切る。
〈ポイント〉
鶏肉は厚みをそろえると、火の通りが均一に。まず、鶏肉をまな板に縦長に置き、半分に切った切り口の中央に包丁を寝かせて入れます。次に、切り離さないように注意しながら切り進み、身を開いていきます。包丁は、刃全体を使って、ゆっくりと手前に引くようにすると、身がぼろぼろになりません。
フライパンにバター20gを入れて中火にかける。バターが溶けてきたら、鶏肉を皮目を下にして並べ入れ、あいているところにいんげんを入れる。フライ返しで鶏肉を押さえながら3分ほど焼き、裏返して酒大さじ2を全体にふり、ふたをして弱火で2分ほど蒸し焼きにする。ふたを取って中火にし、肉汁をスプーンで全体に回しかける。
レモン汁と、しょうゆ小さじ1/2を加え、フライパンを1分ほど揺すりながら全体に味をからめる。鶏肉、いんげんを器に盛り、フライパンに残った肉汁を鶏肉にかける。トマトを添え、塩少々をふる。