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夏野菜といわしの重ね焼き

料理: 村上秀貴

撮影: 平良 耕(クラッカースタジオ)

夏野菜といわしの重ね焼き

材料 (2~3人分)

  • いわし 2尾
  • なす 1個
  • ズッキーニ 1/2本
  • トマト 1個
  • 堅くなったバゲットまたは食パン 適宜
  • にんにくのすりおろし 1/2かけ分
  • イタリアンパセリ 3~4枝
  • 粉チーズ 大さじ1と1/2
  • あれば飾り用のバジルの葉 少々
  • 塩 オリーブオイル 粗びき黒こしょう

作り方

  1. いわしを手開きする
    いわしは包丁の刃先でうろこをかき取り、頭を落とす。腹側に4~5cmの切り目を入れ、刃先で内臓をかき出して、腹の中を水でよく洗い、水けを拭き取る。
  2. いわしの背に、背びれをはさむようにして上下に2本深く切り目を入れ、その部分を取り除く。こうすると身をはがしやすい。
  3. いわしを寝かせ、上身を手で持ち上げながら、もう片方の指2本で身と中骨の間をつまむようにして身をはがしていく。同様に下身も中骨を下にして置き、身を持ち上げながら、指でつまむようにして中骨から身をはがす。あれば身に残った小骨を取り除き、塩大さじ1を全体にふって、冷蔵庫で10分ほど置く。塩をさっと洗い流し、水けを拭く。
  4. 野菜を準備する
    なすはへたを取って、縦に幅5mmに切る。ズッキーニは長さを半分に切り、縦に幅5mmに切る。トマトはへたを取り、1cm角に切る。フライパンにオリーブオイル大さじ1/2を中火で熱し、なすを並べて両面をこんがりと焼いて取り出す。続けて同量のオリーブオイルを中火で熱し、ズッキーニをこんがりと焼く。
  5. バゲットを香りよく焼く
    バゲットは一口大に切る。イタリアンパセリは葉をざく切りにし、茎は小口切りにする。フライパンをさっと拭いてオリーブオイル大さじ1/2を入れ、中火で熱してバゲットを焼く。カリッと焼けたら、にんにくとイタリアンパセリの葉を加え、よくからめて、塩、粗びき黒こしょう各少々をふる。
  6. いわしと野菜を交互に重ねて焼く
    耐熱容器にトマトを敷き、なす、ズッキーニ、いわしの順に4回繰り返して、立てかけるように並べ入れる。粉チーズをふって、250℃に熱したオーブンで15分焼き、一度取り出して、焼いたバゲットをのせる。再び250℃のオーブンに入れ、こんがりと焼き色がつくまで2~3分焼く。イタリアンパセリの茎を散らし、あればバジルの葉を飾る。