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栗の渋皮煮

料理: 瀬戸口しおり

撮影: 日置武晴

栗の渋皮煮

材料 (作りやすい分量)

  • 栗 1kg
  • 重曹 大さじ1
  • 洗双糖(なければ砂糖) 500g
  • 好みで洋酒(ウィスキー、ブランデー、ラム酒など) 大さじ1
  • しょうゆ

作り方

  1. 大きめの鍋に湯を沸かして火を止め、少しおいてから栗を入れる。10分ほどおき、鬼皮(外側の堅い皮)を柔らかくする。
  2. 栗の水けを拭き、鬼皮をむく。下の部分に包丁の刃を当て、皮をはがすようにするとよい。このとき、渋皮(内側の柔らかい皮)までむかないように注意する。
  3. ホーローやステンレスの鍋に栗を入れ、かぶるくらいの水を注ぐ。重曹小さじ1を加え、中火にかける。沸騰したら弱火にし、アクを除きながら15分ゆでる。
  4. 栗をざるに上げ、ぬるま湯でこすりながら洗う。鍋に戻し、再びかぶるくらいの水を注ぐ。重曹小さじ1を加え、中火にかける。沸騰したら弱火にし、アクを除きながら20分ゆでる。
  5. 栗をざるに上げ、流水に当てながら、余分な渋皮や黒っぽい筋をこそげるようによく洗う。細かい部分は、竹串を使うとよい。
  6. 栗を鍋に戻し、再び同様に重曹水で1~2時間ゆでる。栗に竹串が刺さるくらいの柔らかさが目安。火を止め、そのまま6時間ほどおく。
  7. 栗をきれいに洗い、電気圧力なべに入れる。水をひたひたに注ぎ、洗双糖の1/2量を加えてふたを閉める。「低圧/30分」に設定し、スタートボタンを押す。
  8. 圧力表示ピンが下がったらふたを開け、さめたら残りの洗双糖を加える。再びふたをし、「低圧/25分」に設定し、スタートボタンを押す。
  9. 圧力表示ピンが下がったらふたを開け、しょうゆ小さじ1、好みで洋酒を加えてそのままさます。完全にさめてから、汁ごと密閉容器やびんに入れれば、6カ月ほど冷蔵保存できる。

    memo:
    普通の鍋で作る場合は、作り方【7】で鍋を火にかけ、沸騰したら弱火にし、1時間ほど煮る。火を止めて完全にさまし、残りの砂糖を加えて、さらに、40分ほど煮て火を止め、しょうゆ、好みで洋酒を加えてさます。