甘夏はよく洗って水けをきる。へたを除き、皮に十文字の切り目を入れ、皮をむく。30秒ほど湯通しするとむきやすい。果肉はポリ袋に入れ、冷蔵庫に一晩おく。
皮は一切れを縦半分に切り、横に細切りにして、水に10分ほどさらす。軽く押さえながら水けをきり、鍋に入れる。たっぷりの水を加えて火にかけ、沸騰してから10分ほどゆでる。
ざるに上げて再び水にさらし、室温に一晩おく。レモンも同様に下処理し、皮は甘夏の皮と合わせ、果肉は冷蔵庫で保存する。
甘夏の果肉は、まわりの白い部分を大まかに除き、十文字に切る。房の中央の白い部分を縦に切り取り、フォークなどで種を除く。
【3】の皮は水けをきり、重さを量る。甘夏の果肉も重さを量り、水と砂糖の準備をする(下処理した甘夏とレモンの皮の重さ50%が水の目安、甘夏とレモンの皮+水の重さ40%が砂糖の目安)。
ミキサーに甘夏の果肉を入れ、【5】で準備した水のうち、1/2カップを加える。ふたをして20秒ほど撹拌する。
※ミキサーがなければ、水を加えずにフードプロセッサーで撹拌してもよい。
厚手の鍋に、甘夏とレモンの皮、撹拌した果肉、残りの水(約325ml)を入れ、レモンの果肉を絞って加える。中火にかけて煮立て、アクを除きながら10~15分煮る。
※【5】でフードプロセッサーを使用した場合は、ここで水の全量を加える。
きび砂糖を加えて混ぜ、ひと煮立ちさせる。ときどき底から混ぜ、絶えず煮立っている状態を保ち、アクを除きながら8~10分ほど煮る。
びんを煮沸消毒する。鍋にびんとふた、あればパッキンを入れて水を加え、ふたをして火にかける。沸騰した状態で10分ほど煮沸し、トングなどでざるに上げて乾かす(熱湯でやけどしないように注意する)。手袋をし、びんが熱いうちに熱いジャムを詰めてふたをする。逆さにしてさます(びんのタイプによっては、ジャムが吹くことがあるので注意する)。煮沸消毒したびんにジャムを詰めれば、未開封で半年ほど常温保存可能。
(全量で2290kcal、塩分0g)
Memo
びん(ふたも)は、耐熱性のものを選ぶ。