レモンの皮と果汁をたっぷり使って、さわやかな香りと酸味をプラス。砂糖の一部をはちみつに替えることで、驚くほどしっとりとした口当たりになります。
●バターは室温に30分~1時間置き、柔らかくする。
●卵は器に割りほぐす。
●レモンはよく洗い、皮の黄色い部分をすりおろす
(国産のものでない場合は、粗塩を皮によくこすりつけて洗い流してから使う)。横半分に切り、レモンシロップ用に1/2個分の果汁(目安は大さじ2)を絞る。
●小さな器にはちみつ大さじ2を入れ、レモン汁と、水大さじ2を加え、よく混ぜ合わせてレモンシロップを作る。
●オーブンを180℃に温めはじめる。
型の下準備
【1】オーブン用シートを28×20cmに切り、パウンド型の内側に敷き込む。まず底の一辺にそってつめで跡をつけ、シートを取り出し、跡にそって折る。残りの3辺も同様に折り、4カ所に切り込みを入れる。
【2】シートを再び型に入れ、重なり合う四隅の部分をホチキスで留める。
ボールにバターを入れ、泡立て器でクリーム状になるまで練り混ぜる。グラニュー糖を一度に加え、白っぽくふわっとするまで、ぐるぐるとよくすり混ぜる。泡立て器が軽い感触になったら、残りのはちみつ、レモンの皮のすりおろしと、溶き卵の約1/5量を加え、手早く混ぜ合わせる。
残りの溶き卵を5~6回に分けて加え、そのつどぐるぐると手早く混ぜ合わせる。卵を加え終わったら、分離しないように、さらによく混ぜて、完全になじませる。
薄力粉とベーキングパウダーを合わせ、万能こし器を通してふるい入れる。ゴムべらに持ち替え、底から生地をすくい上げるようにしながら、手早くさっくりと混ぜ合わせる。粉っぽさがなくなり、生地に少しつやが出てくればOK。
型に生地を流し入れて、台に4~5回打ちつけ、生地の中の余分な空気を抜く。表面をゴムべらでならし、さらに中央を少しくぼませる。180℃のオーブンで40~50分焼き、中心に竹串を刺してみて、何もついてこなければ焼き上がり。熱いうちに型からはずし、オーブン用シートを取る。ケーキクーラーなどにのせて粗熱を取り、温かいうちにレモンシロップを刷毛やスプーンなどで表面全体に塗り、しみこませる。完全にさめたら、食べる直前までラップで包んで室温に置く。