たかべは、初夏から夏が旬の青魚。あじなど、ほかの一尾魚でも同じ煮汁でおいしく作れます。
しょうがは皮をむいて薄切りにする。しし唐辛子はへたを切り、竹串で数カ所穴をあける。
たかべは包丁の刃でうろこをこそげ取り、盛りつけたときに裏になる側(頭を右にくるように置いた側)の胸びれの下から、腹に4cmほどの切込みを入れ、包丁の刃先で内臓をかき出す。ボールに水をはり、指先に水をつけながら腹の中を洗い、ペパータオルで腹の中と表面を拭く。盛りつけたときに表になる側(頭を左にくるように置いた側)の身に、斜めに2本切込みを入れる。
鍋に煮汁の材料を混ぜ合わせて中火にかけ、煮立ったらしょうがを加える。再び煮立ったらたかべとしし唐辛子を並べ入れ、落としぶた(アルミホイルを鍋の口径に合わせて丸く切り、中央に穴をあけたもの)をして、中火で10分ほど煮る。
ときどき落としぶたをはずして、スプーンで煮汁をすくってたかべに回しかけながら煮て、煮汁が鍋全体にうっすらと残るくらいになったら、火を止める。しょうが、しし唐辛子とともに皿に盛る。
(1人分145kcal、塩分1.5g)