ひき肉のうまみと甘辛い煮汁を含んだ里いもがこっくりとした深みのある味わいです。
里いもは上下を切り落として縦に皮をむき、幅1.5cmの輪切りにする。塩適宜をふって手でもみ、ぬめりを洗い流す(または下記を参照して皮をむき、輪切りにしても)。にんにくの茎は、味がしみやすいように包丁の腹で全体をかるくたたいてから、長さ3cmに切る。
鍋に鶏肉を入れて酒大さじ2をふる。弱火にかけ、菜箸3~4本で絶えず混ぜながら、ポロポロッとするまで炒める。
里いもを加え、だし汁を注ぎ入れて強火にし、煮立ったら中火にしてアクを取り除く。砂糖大さじ1と1/2、しょうゆ大さじ2と1/2~3を加えて混ぜ、落としぶた(なければアルミホイル、またはオーブン用シートを鍋の口径よりひとまわり小さく切り、中心に穴をあけても)をして10分ほど煮る。
落としぶたを取り、にんにくの茎を加えて再び落としぶたをし、汁けがほとんどなくなるまで煮る。
(1人分222kcal、塩分1.8g)
●手がかゆくならない皮のむき方
里いもの皮をむくと手がかゆくなってしまう、という場合は、下ゆでしてからむく方法がおすすめ。
1.里いもは泥をたわしなどでよく洗い落として鍋に入れ、かぶるくらいの水を加えて強火にかける。煮立ったら中火にし、8~10分、やや堅めにゆでる(竹串を刺してみて、やっと通るくらいが目安)。水けをきり、粗熱を取る。
2.里いものとがったほうを上にして持ち、まず先のほうを切り落とす。切り口から包丁の刃を入れ、下に向かってひっぱるようにして皮をむく。