しっかり下味をつけた肉に、小麦粉を薄くまぶしてから焼いて。うまみが逃げず、ジューシーな焼き上がりに。
豚肉は、赤身と脂身の間に縦に数本切り込みを入れて、筋を切る。赤身の部分にも数カ所包丁の刃先で切り込みを入れておくと、焼いたときに縮まず、火の通りもよくなる。食べやすいように、縦3つに切る。
しょうがは皮をむいてすりおろし、汁を絞る。バットにしょうゆと酒各大さじ1と1/2を入れ、しょうがの絞り汁小さじ2も加えてよく混ぜる。
肉を重ならないように並べ、途中で一度裏返しながら、30分ほど漬け込んで味をしみ込ませる。
バットに強力粉(なければ薄力粉)を敷き、豚肉を2~3枚ずつ入れて粉をまぶしつける。厚くつけすぎると、焼いたときに舌ざわりが悪くなるので、一枚ずつ両手ではさむようにして、余分な粉をはたき落とす。粉を薄くまぶしておくと、焼いたときに肉の表面が焼き固められて、肉汁が外に逃げず、ジューシーに仕上がる。
フライパンにサラダ油大さじ1を強火で熱し、肉を重ならないように並べる。強火のまま1分ほど焼き、片面にこんがりと焼き色がついたら裏返す。両面に焼き色がついたら火を弱めの中火にし、中に火が通るまで3分ほど焼く。皿に盛り、パセリを添える。
---薄切り肉の作り方---
“しょうが焼き用”として売られている薄切り肉を使っても、材料の分量や作り方は同じでOK。ただし、火の通りが早いので、焼く時間は短めに。強火で焼くと、すぐに焦げてしまうので、初めから弱めの中火で、両面をこんがりと色がつくまで焼きます。
---つけ合わせを準備する---
じゃがいもは皮つきのまま水から15分ほどゆで、竹串がスーッと通るくらいになったら、熱いうちに皮をむく。一口大に切り、ボールに入れてざっとつぶし、塩、こしょう各少々を加えて混ぜる。キャベツは手で食べやすい大きさにちぎる。ざるにのせて熱湯を回しかけ、しんなりとさせて水けを絞る。4等分ずつ皿に盛り、じゃがいもの上に、せん切りにしたしょうがの甘酢漬けを散らす。
(1人分437kcal、塩分1.7g)