朝夕、コジローと散歩をしていると、一週間前は凍っていた公園の水飲み場の水が流れるようになっていたり、日が少し長くなったなと感じたり、季節の小さな移ろいに触れることができます。春が待ち遠しいなあと、スーパーの野菜コーナーに行けば、すでに、早掘りのたけのこが並んでいたりして、えっ、もうと驚かされることがしばしば。毎年のことですが、いつも思うのが、「急ぐことなかれ」。春は必ずやってくる、その前に、今一年でいちばんおいしい小松菜を味わっておこう、かきの料理は作りつくしたかな、きれいな黄ゆずの冷凍を始めなくては、みそを仕込もうと、2月は案外忙しいのです。年齢とともに、一年の過ぎるのが早く感じられるようになっているせいか、季節の楽しみを逃さないようにと気をつけるようになりました。