川津幸子さんのおうちごはんのヒント
キホンroom
野菜の切り方の用語
いつだったか、レシピに「拍子木切り」と書いたら、わからない人がいるかもしれないと言われたことがありました。そうか、今や拍子木は身近ではないから、ぴんとこないかもしれませんね。拍子木とは、拍子をとるための四角い木の棒で(大相撲の横綱土俵入りなどで呼び出しが使っている)、この形のように切ることから拍子木切りと呼ばれています。たとえば、大根なら、4~5㎝長さの円柱形に切ってから、縦に5㎜~1㎝厚さに切り、これを繊維にそって、5㎜~1㎝幅に切ったもの。ちなみに、同じ要領で、2㎜角くらいに切ったものが、「千六本」です。今は「○㎜角の棒状に切る」と言い換えられることが多いようです。
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