川津幸子さんのおうちごはんのヒント
台所仕事room
万能ねぎの小口切り、長生きの秘訣
わが家の20年来の常備菜といえば、万能ねぎの小口切り。こういう薬味は、ちょっとほしいときが多くて、でもわざわざ切るのは億劫だから、ま、いいかとなりがち。それが、いつでも待機していると、冷や奴、みそ汁はもちろん、丼もの、混ぜごはんなど、何にでも遠慮なく使えて、切っててよかったと実感します。ただ、最初のころは、ねぎから水けが出て、すぐにべちゃべちゃになっていました。これは、ねぎの水気を充分にふいていなかったのと、切れない包丁を使っていたのが原因。切れないとどうしても押して切るため、ねぎの繊維をつぶしてしまうのです。切れる包丁でスパッと切るのが、長生きの秘訣。
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