川津幸子さんのおうちごはんのヒント
今が旬room
必ず作るのは、祝い肴三種
若いときは、お正月といっても月が変わるだけさと、うそぶいたときもありましたが、実は小さいころからのお正月好き。なので、こと料理に関しては、毎年自分流おせちを作っています。なかでも、必ず作るのが、黒豆、ごまめ、数の子の三種。黒豆は、二十代に通った故土井勝先生の料理学校で習った方法で、砂糖も塩もしょうゆも入れた熱い煮汁に、乾燥した黒豆をいきなり入れ、一晩漬けてから煮ます。ごまめは、フライパンでいって砂糖としょうゆをからめる昔ながらの方法。仕上げに酒をふり入れると、ぱらりとなります。数の子は、塩を抜きすぎないのがこつかな。
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