ニューヨークでルームシェアをしていたとき、ときどきルームメイトといっしょにごはんを食べました。そのとき大ウケだったのが、チキンカツ粒マスタード風味。少しは芸のあるところをと思って、鶏もも肉に粒マスタードを塗り、フライにしたものですが、アメリカでは、香ばしいパン粉のフライが新鮮なうえ、その友人が粒マスタード好きだったこともあって、「また作って！」とのリクエストあり。大いに気をよくして何度も作りました。なので、今も得意料理のひとつ。どうということはないのですが、口に入れると、ふわっと粒マスタードの風味が広がるのが印象的です。 粒マスタードの量はお好みで。鶏肉の身のほうに塗ると、くっつきやすい。衛生上、粒マスタードは瓶から直接ではなく、器に小分けしてから塗ってください。