タイの「ロティ」という食べ物をご存じでしょうか。
「ロティ」とは、ヒンディー語やマレー語で「パン」を意味し、もともとは、インドやアフリカ諸国などで食べられている全粒粉を使用した無発酵パンの一種。インドでは、ナンなどと同じく、カレーといっしょに食事として食べるものですが、タイのロティはこれとまったく違いスイーツや軽食として食べられています。薄くのばした生地を多めの油で揚げ焼きのようにし、バナナ、はちみつ、チョコなどの具を入れて包み、さらにその上に練乳などのトッピングをかけます。日本のクレープのような食べ物ですが、とても甘くて、やみつきになるおいしさ！　主に屋台で売られており、値段も安く、種類も豊富なので、タイの人々の国民的なスイーツとして親しまれています。
日本ではあまり知られていませんでしたが、今年３月に東京・神楽坂に日本で初めてロティ専門店「gootara café（グータラカフェ）」がオープンしました。現地の味を日本人向けにアレンジしたメニューが人気で、リピーターも続出しているそう。これをきっかけに、「ロティ」が今後注目されるスイーツになるかもしれないですね♪