2017.04.19
これ、なんだかわかりますか? そう、帽子! といっても、正体はパン。「ぼうしパン」なのです。
それぞれの地域に根ざしたローカルパン。懐かしさやめずらしさからフリークがいるほどの人気となっていますが、今回は、なかでも思わず2度見してしまう、びっくりなローカルパンをご紹介します。
まずは冒頭の
●高知県高知市、永野旭堂本店の「ぼうしパン」
特大1100円、中135円、ミニ18個入り2000円(すべて税込み)。もはや県民食と呼ばれるほど、高知ではおなじみの帽子形のパン。もとは永野旭堂本店が、ビスケット生地をかけ忘れたメロンパンにカステラ生地をかけて焼いたところ、生地が広がって偶然帽子の形になったのが始まりだそう。
直径は右から特大約40cm、中約15cm、ミニ約9cm。
●大阪府堺市、パン ド サンジュの「とびばこパン」334円店主が、体操教室でなかなか跳び箱を跳べずにいる息子さんを見てひらめいたとか。天然酵母のほのかな甘みときめの細かい食感、そしてこのかわいらしさでファン急増中。跳び箱のように、一段ずつスライスして召し上がれ。
●福島県福島市、オカザキドーナツの「水虫パン」中サイズ180円
誕生は約40年前。子どもたちがげらげら笑いながら食べるパンとして話題。水虫はクッキー生地で表現しています。ぎょっとする見た目ながら、味は抜群。26cmの特大サイズをはじめ、全3サイズ。こちらはほかにも30cmの「大クリームパン」、25cmの「大コロネ」などの特大サイズが。どれも変わったもの、楽しんでもらえるものを、との思いから考案。
きっと、まだまだ知らない世界が広がっているであろうローカルパン。地元であらためて、そして旅先で、そこにしかないローカルパンを探してみては?
監修/甲斐みのり 撮影/那由太 文/編集・安齋
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