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スリッパもマットもないトイレが、実はいちばん〈きれい〉がキープできるって、ほんと?

2016.02.11

みなさんのお宅のトイレにはトイレ用のマット&カバーやスリッパが置いてありますか? インテリアの一環で思い思いのデザインのものを置いて楽しんでいる方も多いかもしれませんね。でも、いつもきれいで臭いもしない清潔なトイレにしたいのなら、トイレにはスリッパもマットもないほうがいいってご存じでしたか?
 

といいつつ、私も以前はインテリアに合わせて毛足の長いフカフカのトイレマットを敷いていました。そのほうがおしゃれで清潔……そんなふうに思い込んでいたんです。これが汚れや臭いの原因になっているなんて!
 

仕事で、広島市の曹洞宗普門寺を訪れたときのこと。打ち合わせの合間にトイレをお借りしたのですが、なんとスリッパがない!ではありませんか。靴下のままトイレに入るのは嫌だなあと思いましたが、背に腹は代えられず、渋々入ってみたらそのキレイさにびっくり! 高級ホテルのトイレかと思うくらい、清潔で快適なトイレ空間が広がっているのです。


その〈きれいの秘密〉を副住職の吉村昇洋さんに聞いてみたところ、「マットとかスリッパがないほうがそうじがラクじゃないですか?」と至ってシンプルなお答えが。そこで、ものは試しと自宅のトイレマットを撤収してみることに。実は私、これまできれいにそうじをしているつもりでも臭いが気になっていて、消臭剤ジプシーに陥っていたのです。ところが、マットを撤収してみたら不思議なことに臭い問題があっさり解決! さらに、マットがないことで汚れが目立ち、気づいたときにさっとそうじができるようになり、きれいなトイレがキープできるようになったのです。

吉村さんいわく「トイレそうじは禅寺では修業僧のリーダーである〈首座(しゅそ)〉が率先してやる場所とされています。それだけ重要な場所というわけです。トイレの汚れを自分の心の汚れの象徴としてとらえ、そこを清らかにすることは、何よりも大事な修業と位置づけられているんですよ」とのこと。

そうじが心の問題と結びつくなんて、考えたこともありませんでしたが、トイレをきれいにすることで清々しい気分になれるのは確か。むずかしいことではないので、毎日やってみたいと強く思ったのでした。

こんな〈禅の考え方や実践〉について、教えていただいた『禅に学ぶ くらしの整え方』(オレンジページムック)にはそうじや片づけなどを通して心が整う、吉村さんのありがたいおはなしが満載。気になった方はぜひ本書をチェックしてみて!
 

(編集部・井上)

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