|
|
 |
 |
「一度食べたらやみつきになる」。料理原稿の中でよく使われるフレーズです。その料理がいかにおいしいかを伝えたいという担当者の思い入れが強いときほど、同じページのあらゆる部分にこのフレーズが潜んでいることがあり、原稿チェックの際には要注意。見つけ出しては「また使ってます」と赤字を入れるのが私の役目というわけです。しかし今回の『山田ごはん』は、まさにその「一度作ればやみつきになる」がキーワード。やみつきメニューその1は、味つけが決まらないストレスを解消してくれる3つの手作りだれと、それを使ったアレンジレシピをご紹介した巻頭特集より選ばれたこちら。一見地味な魚の煮つけではありますが、これがご飯のすすむ安定感抜群の味わいなんです。たれの中には、おろし玉ねぎがたっぷり入っているから風味も抜群と、やみつき要素がいろいろあって、語るスペースが足りない。これも思い入れの強さゆえか……。おすすめです。
(P17・「絶品! うまだれクッキング」より)
こちらのメニューの味を決めるのは、たっぷりのおろし玉ねぎ入り「甘辛しょうゆだれ」。誌面では、いずれも多彩なメニューに活用できる、ねぎ入り「すっぱだれ」と、にら入り「みそだれ」もご紹介しています。個人的には、これらのたれを使いこなす自分に悦に入ることに、やみつきになりそうな予感が……。 |
 |
 |
 |
やみつきメニューその2として登場するのは、ゆで卵とマヨネーズを合わせたタルタルソースつきのえびフライ。揚げもの好きを自認する私としては、既にそのたたずまいに激しく惹かれ、誰かが作ってくれるというのなら、間違いなく「お願いします」と頭を下げるメニューです。しかしこれが、誰かに作って欲しいと言われたら、「お願いされました」と気軽に請け負う訳にはいかない。なぜなら、ちっちゃいえびにせっせと衣をつけるのが面倒臭いから。 |
 |
 |
 |
 |
でも今回、「ボール一つで衣をからめる」という秘技を目の当たりにして、そんな後ろ向きな気持ちはどこへやら。「<せっせ>はなしだ。私に向いてる」と思った瞬間から、タルタルソースをたっぷりつけたえびフライの姿が断続的に頭に浮かぶ状態に……。これも一つの<やみつき>現象。早く作って落ち着かなければなりません。
(P30・「『めんどうくさい』よ、さようなら! 今夜はラクチン揚げもの」より) |
 |
誌面では、油をほんのわずかしか使わずに、素材を蒸し揚げにする画期的な手法もご紹介。油の始末がとにかくラクチンな、こちらのラインナップもどうぞお見逃しなく! |
|
 |
 |
このコーナーはじまって以来ですね、料理の名前が「うさぎ」って……。何を隠そう、こちらがやみつきメニューのトリを飾る一品、和菓子であります。市販の白あんに、白玉粉と砂糖で作る<ぎゅうひ>を混ぜ込んだ「練り切り」を使って、いろいろな形の和菓子を作ろうというのが企画の趣旨なんですが、これが実に楽しい(らしい)! |
 |
 |
 |
原稿確認のため、いつものように何度か試作をしてもらったんですが、毎回必ずできていたのが<練り切りの輪>。だれが始めた試作だっけ?と確認したくなるほどに、「何作ってんの〜?私もやってみたい!」と人が群がり、キャッキャキャッキャと楽しそうなことこの上ないわけです。私は立場上、その様子を遠くから見守って微笑むにとどめておきましたが、真剣に試作する人々の顔つきから<やみつき感>が漂っていたことは言うまでもありません。歳がいもなく思うこと、私も混ぜてもらえばよかったな……。
(P40・「ひとつの生地から形いろいろ かわいい和菓子を作ろう」より) |
 |
練り切りで作る動物シリーズのもう一品が「ことり」。生地に黒すりごまを練り込んで、「うさぎ」とはひと味違う風味に仕上げます。シンプルなだけに、作る人の個性が出やすい……と思います、ハイ。 |
 |
|